梶野稔オフィシャルブログ 


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「善き人のためのソナタ」

HDDに入りっぱなしだった映画を観劇した。
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『善き人のためのソナタ』2006年ドイツ
監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク

アカデミー賞、外国語映画賞を獲得している。

先輩からずっと勧められていたが、なかなか機会がなかったのが、悔やませる。
今まで観た映画で一番素晴らしい映画だ。
今まで役者なんだからと好きな映画はなんだ?と聞かれても
「良い映画」という概念にも疑問を抱くし、「好きな映画」と漠然と言われても答えに困り、ジブリ映画の「耳をすませば」と答えては、大不評をかっていた。(僕にはあの甘酸っぱさがなんともいえないのだ!)

これからは胸を張って「善き人のためのソナタ」だと答える。

実話かと思ったらそうではなく、ドナースマルク監督の情報収集と構成の見事さが光る。
是非舞台化した作品だ。

旧東ドイツの中にあって演劇の自由は無く、国家保安省(シュタージ)によって監視されて演出家ドライマンの自宅には盗聴器が仕込まれ、四六時中監視されている。
そうとも知らず、東ドイツの現状を西ドイツに暴露しようとするのがだが・・・。

同棲相手の女優は体制(シュタージ幹部の愛人になる)につくか、演出家の愛する男を信じるのか。
演出家は見つからず、密告出来るのか。
監視していたシュタージの心が揺れるが、正義を貫けるのか。


木下作品の「巨匠」を思わせる壮絶なドラマだった。
芸術家とはどうあるべきなのか。
すべてを失う覚悟で正義を貫くべきなのか。


私には解らない。
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by minorucasino | 2011-03-16 12:04 | Diary

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